御挨拶

此の度び2010年3月8日に国際日本武術空手道会浅井流 I.J.K.A. を立ち上げる事になりました。
故浅井哲彦が志しなかばにして、此の世を去り、未完の事がらをみんなで引き継ごうという考えです。
浅井首席師範は、従来の空手とは違った新しい空手を開発し、自己の厳しい鍛錬を続けながら、世界中の空手を愛する人々にその技を教え、更に研究を重ねるなど、ほとんどの時間と神経、体力を費やしてきました。そんな中で何時も「空手をやる人はみんな優しいんだけどなあー」とつぶやいていました。その人達にもっと、心のトレーニングをしたかったに違いありません。
また五条訓の一条に「人格完成に努むる事」とあるが、その前に「人格向上に努める事が先だな」とも云っていました。
彼が云いたいのは、身体をリラックスして、鋭い技を出すと同時に心も柔らかくする必要があるという事です。
私はそれには「愛」だと思いました。
愛には、父母の愛、夫婦愛、師弟愛、兄弟姉妹愛、隣人の愛、友愛など、其の他の愛がたくさんあります。
空手に愛を添えることができれば、トレーニング外の時と場に闘争心を持ち込む事なく、原来持っているやさしい心が目覚め空手愛の花が芽生える事でしょう。
I.J.K.A.は空手の技に関しては、50年近くの間、浅井流空手を支持してきた、最も浅井流空手を理解している陳宏宗先生に指導をお願いし、20年以上、浅井師範に教わってきたお弟子さん達と共にトレーニングをしていけたらと思っています。
心に関しては、各道場の責任者やカントリーヘッドが父の愛、若しくは兄弟愛をそそいで、お互いに励まし合い助け合って、空手の技を高めることができれば、みんなの心にきっと美しい空手愛の花が咲く事でしょう。
それこそが、「心技一体」理想の空手像だと思います。
I.J.K.A.はこの様な主旨のもとに立ち上がり、「人格向上に努むる事」をスローガンに、世界中の空手ファミリーの幸せを願うものです。そして、タンポポのように幸せの種を全ての人々に運んでくれることを祈っています。
この主旨に御賛同下さった方々の御参加を心から歓迎致します。