TOP > IJKAとは

IJKA(宗家 国際日本武術空手道会)とは



宣言書

此の度マスター浅井哲彦を宗家 国際日本武術空手道会、I.J.K.A.の会祖及び浅井空手の宗師とし、 日本国内閣府認定のN.P.O法人国際日本武術空手道会を宗家とする事を、国際会議の議決により此処に宣言し、名乗りを上げる。

IJKAを創設した事により、マスター浅井は当会の会祖であり、
新しい空手の技や型を開創した事により、マスター浅井は、IJKA浅井空手の宗師である。

今後、日本の伝統システムに基づいて、此の様にマスター浅井を位置づけ、I.J.K.Aは宗家として、他のI.J.K.Aを分家とする方向に進む。

イベントがある時は、宗家から分家へ連絡し、賛同者は合流して、同じマスター浅井の弟子達が一堂に会して活動し、望む者が申請すれば、分家の証書を発行する。

同じくIJKAを名のり、同じマスター浅井の弟子である者達が、互いに親睦交流する事は、IJKA創始者、マスター浅井会祖の「武道を学ぶ者同志、親睦交流し、切磋琢磨に励むべし」という主旨を実践するものである。


此れにより、以下の組織となる。

宗家 I.J.K.A.
会祖、宗師、初代首席師範:浅井哲彦
初代理事長:浅井惠子
二代目主席師範:陳 宏宗
二代目技術局長、国際指導員:陳 興桂
二代目国際指導員:BRUNO KALLER
城所 俊行
Formenton Giuseppe
汪儒郁
周智文
Riedinger Otto
二代目国際事務部長:林茂椿 


                                              宗家 理事長 浅井 惠子


理念

宗家 国際日本武術空手道会は故浅井哲彦が生前、独自の理念にもとづいて開発した新しい空手である。
その理念とは、

  1. 空手の本質に関して
  2. 空手道の本質は武道である。しかし、空手大会の試合制度が採用される様になり、本来の武道要素が失われている。
    そして体育(スポーツ)空手になって行く現状に対し、それと並行して本来の武道空手の原点を保持すべきとしている。


  3. 空手道の身体面に関して
  4. 従来の空手を練習するに当って、脚、腰、を痛める人が、多発している事に着目した浅井は、

    1. 身体を痛めない空手練習法を編み出し
    2. 呼吸法をとり入れた、筋肉をゆるやかにストレッチする 準備運動と整理運動を開発し、空手を愛する人々が安全に、そして加齢に係わらず、生涯空手を、練習できる様に指導した。

  5. 空手道の技術面に於いて
    1. 従来の空手道技術に含まれない技、 例えば転身、進行方向、ジャンプ、鞭拳、其の他の技を編み出した。
    2. あらゆる、武術、格闘技の技をとり入れた、空手道を開発した。
    3. 流派にこだわらない、広く、深い、空手道の技、精神を推進した。
    4. どの流派にも適する空手の形を創作し全ての空手を愛する人達が共に学び、練磨できる様図った。

  6. 精神面に於いて
  7. 浅井空手は、武徳を中心に人間性を重視するものである。
    現状の空手道界に於いて、空手の技のみ、又は段位の追求、更には権威獲得のみに走る人が多い事を懸念し「人格完成に努めること」の以前に「人格向上に努めること」として、心のありかたを最も重要視する。
    それこそが、武術、空手の真髄である。

    「我れが上だ、我れが強いのだ」と争う人達に対し、晩年には「技を磨き、弱者たれ」という言葉を残した。「弱者は強がり、強者は弱者の如き」「大勇如懼」(大勇は怯なるが如し)という言葉があるのを知らしめたいからである
    その心は常に友愛、そして平和的に終始した。
    浅井空手は温故知新をモットーとし、精神練磨の実践と、

    • 武術性を重視し
    • 体育性を含み
    • 老若男女に適した生涯空手であり
    • 健康福祉も視野に入れた奥深く幅広い空手道である。

  8. 車椅子空手
  9. 車椅子空手の趣旨、其の他関連文章は、ホームページを参照されたし。

内規

  1. I.J.K.A.は事務局と技術局を設置する。
  2. 技術局は以下によって構成される。
    ・指導員会
    ・段位審査会
    ・大会審判員会
  3. 技術局は空手の技術に関する事を担当する。
  4. 事務局は収支、運営に関する事を担当する。
  5. 各種空手大会の開催については、技術局を主体とし、事務局と連合協議の上、各団体会員の意向をはかり、決定する。
  6. 事務局と技術局の両局は故マスター浅井の空手道精神を伝える任を負う事とする。
  7. 技術講習会、段及びその他の資格審査は、以下の通りとする
    ・空手大会開催日と会場に合わせて行われる。
    ・会員国からの派遣依頼により、総本部より指導員、
    又は段位審査員を派遣し、当、該国に於いて技術講習会及び各種、資格審査を行う。、
    その費用は別途定める。
  8. IJKAは一国に一団体のみをその国の代表として置かない事とする。
  9. IJKAへの加盟を希望する個人又は団体はカントリーヘッドを通さず、直接日本総本部と連絡できる事とする。
  10. 個人的紛争は会に持ち込まない事とする。
  11. カントリーヘッドは近隣道場の世話役的存在であり、権力的存在ではない事とする。
  12. カントリーヘッドの任期は二年とする、但し、再任を妨げない。
  13. IJKAの 会員国は、IJKAの名のもとに行なった活動は、日本総本部へ写真、又は映像を添えて報告する事。
  14. 当IJKAの名のもとに行うイベントに於いて、他団体の段位を提示しない事とする。
  15. IJKAの 会員国は三か月に一度、総本部とメール交流をする事。
  16. IJKAの 年会費納入後に発行された支部認定証は支部として認定するものであり、段位審査、其の他を行う権限を認定するものでは無い事とする。
  17. IJKAへ 納入された年会費等の費用は、如何なる理由に関わらず、返却しない事とする。
  18. 年会費は期限を過ぎて、6ヶ月間未払いの場合は退会とみなす。
  19. 会員が組織内に於いて友好的でない場合、この内規に違反したとき、この法人の名誉を傷つけ、
    又は目的に反する行為をしたとき、行政会議の上、除名することができる。

  • この内規は、理事長、主席師範、技術局長、事務局長、其の他の役員による会議の上、変更できる事とする。


技術局内規

  • 技術局は以下によって構成される
    ・指導員会
    ・段位審査会
    ・大会審判員会
  • 指導員会は四段位以上を取得し、指導員資格を得たものによって構成される。
  • 三段位以上取得し、指導員資格を得たものが指導員会の構成員補となり得る。

段位審査について

  1. 初段—三段迄の審査は二人以上の指導員により行う事とする。
  2. 四段以上は主席師範又は技術局長を含む三人以上の指導員により行う事とする。
  3. 段位審査の基準は
    1. 道場訓の教えを目標として、人格向上に努力している人。
    2. 練習態度(練習出席日数など其の他)
    3. 空手道技術のレベル
    以上の総合性によるものとする。
  4. 故マスター浅井関連以外の段位については一切関与しない事とする。
  5. 故マスター浅井関連以外の段位所持者、又は他種武術修得者で、IJKAの段位取得を希望する者は、当会HPにUPしてある審査内容を修得し、初段より審査を受ける事が出来る事とする。
  6. 故マスター浅井関連の段位については主席師範又は技術局長が当人の空手技術、又は本人の空手映像により判断する。
    1. 映像により欠点があれば、主席師範又は技術局長のアドバイスを受け、
      本人の所持する段位に達する迄指導を受ける事ができる。
    2. 本人、又は、映像指導は三回迄とし各回3,000円JPとする
    3. 映像指導は段位確認の為のみとする。(映像による段審査ではない)
  7. 認定された者は当IJKAの段位に移行できる事とする


この内規は理事長及び関係者協議の上変更することができる。



事務局内規

事務局は、IJKA全般の運営、管理をするものとする。


審議会

(IJKAのルールに反する者が出現した為に設立)

会長:浅井恵子
副会長:陳 宏宗
構成員:陳 興桂
BRUNO KALLER
城所 俊行
Formenton Giuseppe
汪儒郁
周智文
Riedinger Otto
林茂椿 
紀邦彦 
林銓正 

空手と武術空手の違い

現代の空手界に於いては、組織が大きい程、力があり、信望に値するものとされている様です。そしてそれは商売繁盛に繋がり、収入豊富となります。故に会員を増やす事に精を出す必要があるという解です。

武術界に於いては人間性を重要視しています。特に、元来日本では、武士道精神に基づいて武術が成り立っていました。

故に人間性を見極めてからでないと技は教えません。それは、技の出し惜しみではなく、

「人間性の悪い者には、武術を教えてはならない、それは、狂人に刃物を与える様なものだから」という昔からの武術界の教訓があるからです。故に弟子の数が少ないのが普通です。

当IJKAは武術空手道会ですから、同じく人間性を重要視する団体です。会員みんなが楽しく空手を愛し、稽古をする場を乱されない様に気を配っています。